僕はオラクル認定資格制度の1つである”Oracle Master Silver SQL 2019”を受験し合格することができました!
偏差値は40で情報系専門学校に通っていて、実務経験はなしの、どこにでもいる学生です。
本記事では、Oracle Master Silver SQLを今後受験する人たちに、試験合格者がどういった勉強法をしてきたかを紹介していきます。
Oracle Master Silver SQLとは
まずは、Oracle社が運営しているオラクル認定資格制度の1つである「Oracle Master Silver SQL」について説明していきます。
Oracle社は、リレーショナルデータベース製品“Oracle Database”の開発、運用、販売を行っています。
リレーショナルデータベースを簡単に説明すると、データを格納した表と表を関連付けさせて管理するデータベースです。
リレーショナルデータベースを扱う上で、必要な知識の1つがSQL言語になります。
SQL(Structured Query Language)は、データベースへのアクセスや操作に使用される標準的な言語で、データの取得や更新、削除、テーブルの作成など、さまざまな操作が可能です。
そのSQLを使用する上で一定の知識を持ち合わせていると証明するのが、Oracle Master Silver SQLになります。
SQL文の理解や実際のデータベース操作に必要なスキルを示し、データの抽出やアクセスを効率的に行えることを証明するものです。
試験内容
試験内容 | Oracle Master Silver SQL |
---|---|
試験時間 | 120分 |
出題形式 | 選択問題 |
出題数 | 78問 |
合格ライン | 63% |
合格率 | 不明 |
受験日 | 随時可能 |
受験料 | 37,730円(税込み) |
受験資格 | 無し |
Oracle Master Silver SQLは、試験時間が120分で78問の選択問題を解くという形式で行われます。
合格ラインが63%ってことはつまりどういうこと?
単純計算すると、78 × 0.63 = 49.14なため、50問以上は正解する必要があるね。
試験の合格率は公開されていないため、具体的な数値は不明です
体感の話になりますが、極端に難しい試験とは感じませんでした。
SQLに関する知識をしっかり身に着ければ、実務経験がなくても合格することは可能です。
複数回答をする必要がある選択問題が出題されるため、暗記だけや運要素で合格できる試験ではないことは確かです。
そして何より、受験料が34,300円(税抜)と高額なのが痛いね。
合格する自信がないと受験しにくいね。
高額な受験料を無駄にしないためにも、僕の勉強方法を少しでも役立ててほしいと思います。
自己紹介
勉強法を紹介する前に、一応ここで僕が受験以前の知識レベルがどれほどのものか紹介しておこうと思います。
- 専門学生(情報学科)/偏差値40高校卒
- 実務経験なし
- 合格した資格試験(受験前の状況):情報処理安全確保支援士試験/応用情報技術者試験
データベース分野のSQLは、基本情報技術者試験や応用情報技術者試験のデータベース分野で勉強したことあるぐらいです。
データベースに関する実務経験はなしで、OracleDatabaseは触ったこともなくて、MySQL,SQLiteを少し触ったことあるぐらいのレベルです。
データベース初心者に毛が生えた程度のレベルです。
勉強時間
僕の勉強時間は約100時間になります。
Oracle Masterの受験自体が初めてだったため、どんな難問が出題されてもいいように徹底的に勉強しました。
その結果、余裕で合格できたため、人によっては60,70時間で合格できる人もいるかもしれません。
合格のための勉強方法
それでは、ここからは僕が合格するためにやった勉強方法を、実際に使用した参考書やWebサイトも併せて紹介していきます。
- 参考書を読みながら実機を触る
- 模擬問題を解く前にもう一度章末問題をまとめて解く
- Oracle University講師の練習問題と解説も目を通す
- Oracle University 無料オンライン試験対策
- 模擬問題を解く
- 参考書を読みながら実機を触る
- 全ての問題を完璧に解く
参考書を読みながら実機を触る
- 日本オラクル株式会社が監修
- Oracle Master Silver SQLに合格するための特化型参考書
まずは”オラクルマスター教科書 Silver SQL Oracle Database SQL”(通称:黒本)を基に勉強を進めました。
Oracle Master Silver SQLの出題範囲をカバーしており、各章ごとに練習問題をまとめ、模擬問題が1回分掲載されています。
データベースの基礎知識を身に着ける本は数多くありますが、Oracle Master Silver SQLに合格するための参考書はこの1冊のみになります。
試験に合格するために参考書を買う予定なら、この参考書で十分だと思います。
そして、参考書の理解を深めるためにおすすめなのが実物の機器(実機)を触ることです。
実機を触るためには、Oracleソフトウェアをインストールして、データベースを1から作成しないといけないから、初心者にとってハードルが高いよ!
その問題を解決できるのが、Oracle Live SQLになります。
勉強したSQL文や自分自身で考えたSQL文を、環境構築不要でブラウザ上で実行し、結果が出力され確認することができます。
Oracle Live SQLはパソコンだけでなく、iPhoneやiPadなど幅広いデバイスに対応しているので、隙間時間に自分が考えたSQLがどういう結果になるか確認するのもおすすめです。
模擬問題を解く前にもう一度章末問題をまとめて解く
上記にある通り、各章ごとに練習問題が掲載されています。
模擬問題以外の内容を1冊読み終えたら、もう一度章末問題を全て解いて理解を深めましょう。
模擬問題を後回しにするのには理由があり、下記で解説します。
Oracle University講師の練習問題と解説も目を通す
こちらはOracle Universityの講師によるOracle Master Silver SQL2019の試験解説講座になります。
日本オラクル株式会社の社員様が講師を務めているため、解説部分の情報量が豊富です。
SQLのサンプルを用意してくれているため、Oracle Live SQLを利用することで理解を深めることも可能です。
Oracle University 無料オンライン試験対策
こちらも、Oracle University内で開催されている無償オンライン試験対策になります。
不定期での開催となるため参加が難しいかもしれませんが、参加できる人はぜひ参加するべきです。
模擬問題を解く
ここまで勉強を進めたら、いよいよ模擬問題に挑戦していきましょう。
模擬問題を後周りをした理由は、模擬問題が1回分しかないからです。
Oracle Master Silver SQLの過去問もないため、知識が浅い状態で解いてはせっかくの模擬問題が勿体ないです。
しっかり勉強して、ある程度理解が進んだ段階で挑戦しましょう。
参考書を読みながら実機を触る
模擬問題を解き終わったら、間違えた部分は再度参考書を読み直して、実機を触りながら理解を深めましょう。
本番では複雑なSQL文が出題される可能性もなくはないため、単なる暗記ではなく理解をしましょう。
全ての問題を完璧に解く
改めて参考書の内容を読み終え、実機を触って理解ができたら、参考書にある練習問題・模擬問題を100%解けるように仕上げましょう。
こちらの参考書の模擬試験は、Webサイトからでも挑戦できるため、隙間時間に解くのがおすすめです。
練習問題や模擬問題の数は多くないため、全問題を完璧に解けるようにしておくことが合格する上での大前提です。
再受験無料キャンペーンは絶対申請するべき!
オラクル認定資格は、定期的に再受験無料キャンペーンを開催しています。
この期間中に受験申込みを行い、プロモーションコードを入力すると、合格できなかった場合でも同じ試験を無料で再受験できます。
再受験無料キャンペーン中は、1回の受験料で2回チャンスがあるため、精神的にも少し安心して試験に挑むことができます。
再受験無料キャンペーンが近々開催される際には、その期間まで待ってから受験するのも一つの手段です。
受験料を安くする方法
現在のOracle Master Silver SQLの受験料は37,730円(税込み)となっており、その高額さから受験を躊躇してしまうこともあるでしょう。
そこで、楽天市場から受験チケットを購入すると、35,200円(税込み)でOracle Master Silver SQLを受験することができます。※2024年7月現在
参考書の価格も高いため、少額の割引でも嬉しいですね。
受験チケットに関する詳しい説明は公式サイトが掲載してくれているためチェック!
まとめ
僕の勉強法はどうでしたでしょうか?少しでも合格の手助けが出来たら嬉しく思います。
- 参考書を読みながら実機を触る
- 模擬問題を解く前にもう一度章末問題をまとめて解く
- Oracle University講師の練習問題と解説も目を通す
- Oracle University 無料オンライン試験対策
- 模擬問題を解く
- 参考書を読みながら実機を触る
- 全ての問題を完璧に解く
当然、自分なりの勉強スタイルに合わせるのも良いと思います。きちんと自分に合う勉強法を考えて、計画的に受験するのがおすすめです。
みんなでOracle Masterを取得していきましょう!
最後までご愛読ありがとうございました。