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フルラミネーションディスプレイとは?|iPad購入前に知っておくべきこと

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iPadを選ぶ際に、フルラミネーションディスプレイ(fully laminated display)という言葉を聞いたり・見たりしたことがあると思います。

みつ

フルラミネーションディスプレイって何?まぁどうでもいいか。

たく

意識してないだけで意外と利用者に影響するよ!

実際は、どういったディスプレイなのか理解していない人が大半だと思います。

フルラミネーションディスプレイとは、一般的なディスプレイに比べて、見やすく・描きやすくしたディスプレイとなっています。

本記事では、フルラミネーションディスプレイとはどういったディスプレイなのかを解説していきます。

目次

フルラミネーションディスプレイとは

フルラミネーションディスプレイとは、ディスプレイ(カバー・タッチセンサー・ディスプレイパネル)の3層構造を一体化し、見やすく・描きやすくしたディスプレイです。

fully-laminated-display-1
  • カバー:上部の保護ガラス
  • タッチセンサー:タッチ認識
  • ディスプレイパネル:映像・画像表示

一般的なディスプレイ(非搭載フルラミネーションディスプレイ)は、カバー・タッチセンサー・ディスプレイパネルの3層構造になっています。

そこで、フルラミネーションは、カバー・タッチセンサー・ディスプレイパネルの3層構造を一体化した技術になります。

では、フルラミネーションディスプレイと一般的なディスプレイとでは何が違うのか?

フルラミネーションディスプレイの特徴
  • ペン先のズレを抑える
  • 高い画質・視認性へと向上
  • 搭載されると価格が高くなる

フルラミネーションに変化させることにより影響を詳しく解説していきます。

ペン先のズレを抑える

fully-laminated-display-2

フラ未ネーションディスプレイは、一般的なディスプレイと比べて、ディスプレイの厚さを抑えることでペン先とのズレを抑え、iPad本体を薄くすることができます。

一般的なディスプレイでは、ディスプレイパネルとペン先の間にカバーやタッチセンサーがあり、その厚さによって描いた線がズレてしまうことがあります。

しかし、フルラミネーションディスプレイは、3層構造を一体化することで、ペン先とディスプレイパネルの厚さを薄くし、ズレを抑えることができます

また、ディスプレイの3層構造を一体化することで、iPadのような薄型デバイスの実現にも貢献しています

スクロールできます
各製品Apple 13インチiPad Pro(M4):Ultra Retina XDR ディスプレイ、256GB、横向きの 12MP フロントカメラ/12MP バックカメラ、LiDAR スキャナ、Wi-Fi 6E、Face ID、一日中使えるバッテリー - スペースブラック
iPadPro 13インチ(M4)
Apple 11インチiPad Pro (M4):Ultra Retina XDR ディスプレイ、 1TB、横向きの 12MP フロントカメラ/12MP バックカメラ、LiDAR スキャ ナ、Wi-Fi 6E + 5G 携帯電話通信(eSIM)、Face ID、一日中使えるバッテリー - シルバー
iPadPro 11インチ(M4)
Apple 2024 13 インチiPad Air (M2): Liquid Retina ディスプレイ、1TB、横向きの 12MP フロントカメラ/12MP バックカメラ、Wi-Fi 6E、Touch ID、一日中使えるバッテリー - ブルー
iPadAir 13インチ(M2)

iPadAir 11インチ(M2)

iPadmini(A17Pro)
2022 Apple 10.9インチiPad (Wi-Fi + Cellular, 256GB) - ブルー (第10世代)
iPad 第10世代
フルラミネーション対応対応対応対応対応非対応
本体サイズ高さ:281.6mm
幅:215.5mm
厚さ:5.1mm
高さ:249.7mm
幅:177.5mm
厚さ:5.3mm
高さ:280.6mm
幅:214.9mm
厚さ:6.1mm
高さ:247.6mm
幅:178.5mm
厚さ:6.1mm
高さ:195.4mm
幅:134.8mm
厚さ:6.3mm
高さ:248.6mm
幅:179.5mm
厚さ:7.0mm
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各製品の比較

実際に、搭載と非搭載で端末の厚さに約1mm程度違います。感覚では分からないかも知れませんが、数字で見ると意外と大きな差があります。

高い画質・視認性へと向上

フルラミネーションディスプレイは、層の隙間がないため高い画質・視認性へと向上します。

一般的なディスプレイの3層構造には、層と層の間に隙間ができるため、ほこりが入り込んでしまい、ディスプレイの光でほこりが液晶に映ることで汚く見えてしまうという問題があります。

また、隙間の影響でディスプレイパネルから放出される光が不自然に屈折させてしまうため、画面の明るさや色合いが不自然になる。さらに、周囲の光が当たることで反射してしまうことがあるため、周囲の光に影響を受けて画面が見にくくなる。

たく

中学校の理科で習った「光の屈折」だね。

だがフルラミネーションディスプレイは、一体化にすることで隙間によるこれらのデメリットが改善するため、高い画質・視認性へと向上する。

搭載されると価格が高くなる

フルラミネーションディスプレイには、金銭面のデメリットが存在します。

フルラミネーションディスプレイは一般的なディスプレイと比較すると、必要となる素材・部品は同じですが、3層構造を一体化する工程が増えるため製造費用が高くなってしまいます。

また、一般的なディスプレイの3層構造のうち1層だけが壊れてた場合は、1層の部品だけを交換すれば済みますが、フルラミネーションディスプレイは、ディスプレイ全体を交換する必要があるため修理費用も高くついてしまいます。

フルラミネーションディスプレイは、製造費用・修繕費用と金銭面のデメリットは大きいですが、支払ってでも導入する価値があると考えられます

まとめ

フルラミネーションディスプレイについて、少しは理解してくれると幸いです。

メリット
デメリット
  • ペン先のズレを抑える
  • 端末を薄くする
  • 高い画質・視認性へと向上
  • 価格が高くなる(購入費や修理費用)

フルラミネーションディスプレイとは、ディスプレイ(カバー・タッチセンサー・ディスプレイパネル)の3層構造を一体化し、見やすく・描きやすくしたディスプレイです。

デメリットである費用に関しては、将来的に技術の進歩によっては製造費用が下がったり、修理が容易になったりする可能性もあります。

iPadを選ぶ際に知っておくべきことで、フルラミネーションディスプレイが搭載されているかで決め手になるかもしれないため、覚えておきましょう。

最後までご愛読ありがとうございました。

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この記事を書いた人

当サイトの管理人(22)|Apple製品やガジェット好きのFラン大学生。
Apple製品やガジェットを駆使して、資格試験や語学の勉強を効率的に行っています。
資格取得 情報処理安全確保支援士試験|応用情報技術者試験|OracleMaster Silver DBA|日商簿記3級

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