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偏差値40が実務経験なしで応用情報技術者試験に合格した勉強方法|合格体験記

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僕は2回の不合格を経て、令和5年春期の応用情報技術者試験に合格することができました。

偏差値は40で情報系Fラン大学に通っていて、実務経験はなしの、どこにでもいる学生です。

本記事は、実務経験0の学生が応用情報技術者試験に合格した勉強方法を紹介します。

令和4年春季・秋期の応用情報技術者試験では不合格だったため、一発合格できるとは限りません。

目次

応用情報技術者試験 とは

引用元:情報処理技術者試験

応用情報技術者試験は、情報処理推進機構が主催する情報処理技術者試験の一つです。

情報処理技術者試験は、一定のレベルのIT知識やスキルを持っていることを認定するもので、基本的な知識を問うレベル1から、高度な専門的知識を求めるレベル4まで、試験の難易度によって区分が設けられています。

レベル分け
  • レベル1:ITパスポート試験
  • レベル2:基本情報技術者試験、情報セキュリティマネジメント
  • レベル3:応用情報技術者試験
  • レベル4:情報処理安全確保支援士試験、ネットワークスペシャリスト試験 etc…

この区分の中で、応用情報技術者試験は「レベル3」の位置付けになっています。

IT業界への登竜門である”基本情報技術者試験”の上位に位置付けられているため、基本情報技術者試験に合格した人が次に目標にする試験です。

試験内容

応用情報技術者試験は午前試験と午後試験に分かれていて、同日に午前試験で多肢選択式(四肢択一)、午後試験で記述式の問題を解きます。

午前試験午後試験
試験時間9:30~12:00(150分)13:00~15:30(150分)
出題形式多肢選択式(四肢択一)記述式
出題数・解答数出題数:80問
解答数:80問
出題数:11問
解答数:5問

午前試験・午後試験ともに試験時間は150分で、合格点は午前試験・午後試験で100点満点中60点です。

午前試験は出題数80問の選択式で、合格基準の60点を取るには出題数の6割である48問正解すれば午前試験突破になります。

その後、午後試験は記述式で、大問11問の出題のうち5問選択し解答して、点数が60点以上ならば合格になります。

応用情報技術者試験のさらに詳しい情報を知りたい人は、下記の記事でまとめています。

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自己紹介

勉強法を紹介する前に、一応ここで僕が受験以前の知識レベルがどれほどのものか紹介しておこうと思います。

taku
  • Fラン大学生(情報学科)/偏差値40高校卒
  • 実務経験なし
  • 合格した資格試験(受験前の状況):基本情報技術者試験/情報セキュリティマネジメント試験/ITパスポート試験

ITパスポート試験や基本情報技術者試験は合格していますが、ベンダー資格などは受験していないため、知識は基本情報技術者試験レベルです。

3回目にして合格したため、”情報系Fラン大学に入学したから合格できた”って訳ではないことが分かると思います。

午前試験の勉強方法

午前試験の勉強で、使用した参考書・Webサイト等を紹介しながら、勉強方法について紹介していきます。

勉強ステップ
  1. 知識の吸収
  2. 過去問で経験を積む
STEP

知識の吸収

まずは、応用情報技術者試験の参考書を読んで、知識を身に着けました。

ただし、基本情報技術者試験の参考書を既に持っているなら必要ないと思います。

応用情報技術者試験と基本情報技術者試験の出題範囲は大きく変わらないため、基本情報技術者試験の参考書と過去問を解くだけでも十分に合格点に届く可能性があるからです。

しかし、新たに知識を1から学びたい、IT初心者でいきなり応用情報技術者試験を受験するという人には、参考書を買うことをおすすめします。

一応、僕が使った参考書は以下になります。

特徴
  • 試験範囲をカバーできる網羅性
  • 過去問演習Webアプリが付属
  • 解説が難しい
  • 情報量が少ない

合格教本は、テクノロジ分野やストラテジ分野、マネジメント分野と、応用情報技術者試験の範囲を網羅できます。

しかし、正直な意見としては、解説が難しい上に情報量が少ないと感じる部分もありました。(特に第1章の基礎理論です。)

合格教本は人によって向き不向きがあると思うため、一度書店で実際に見てみることをおすすめします

STEP

過去問で経験を積む

午前試験は出題される問題の約60%が過去問から流用されているため、過去問と解けば解くほど午前試験の点数は上がりやすくなります。

午前試験の勉強では、王道の応用情報技術者試験ドットコムで勉強しましょう。

応用情報技術者試験ドットコム

ただし、過去問だけを解いていては理解が浅くなりがちなので、参考書を用いて理解を深めることも重要です。

そして、最も重要なのが午前試験の勉強は、通勤・通学中、昼休みなどの隙間時間に勉強するのがおすすめです。

なぜなら、応用情報技術者試験は午前試験と午後試験に分かれており、午前試験に比べて午後試験の方が難易度は高いため、まとまった勉強時間は全て午後試験に勉強してほしいです。

実際に、僕自身が2回目の応用情報技術者試験において、午前試験に尽力しすぎた結果が下記になります。

2nd-APexam

午前試験で82点を取ろうが、午後試験が60点未満なら応用情報技術者試験は不合格なので、午前試験に力入れすぎず午後試験に尽力した学習を心掛けましょう

ちなみに、午前試験の過去問を解くなら、受験する際の直近2回分の過去問は出題されないと決まっているため、直近2回分の過去問を除いた直近10回分(約800問)を解き切るのがおすすめです。

たく

例えば、令和6年春に受験予定なら令和5年春・秋を除いた、令和4年秋からの過去10回分です。

直近10回分の問題内容や解説を理解したなら、午前試験は突破できるほどの知識はつくはずです。

午後試験の勉強方法

午後試験の勉強では、使用した参考書紹介しながら勉強方法について紹介していきます。

勉強ステップ
  1. 一度は全分野を解いてみる
  2. 徹底的に過去問で経験を積む
STEP

一度は全分野を解いてみる

午後試験は出題数11問で1問ごとに分野が異なり、情報セキュリティの大問1が必須で、残り大問10問のうち4問を選択し、記述式(一部だけ選択問題)で解答する必要があります。

全ての分野を勉強すると非効率なため、事前に自分がどの分野に勉強しておくことかが重要です。

たく

僕は一度、応用情報技術者試験の午後試験の全分野を解いてみて、自分自身が解きやすい問題や理解しやすい問題をピックアップしました。

ここで、個人的に各分野のおすすめ度を、「◎」「○」「△」に紹介します。

各分野おすすめ度
情報セキュリティ必須
経営戦略
プログラミング
システムアーキテクチャ
ネットワーク
データベース
組込みシステム
情報システム開発
プロジェクトマネジメント
サービスマネジメント
システム監査

全分野の問題を一度解いてみたのですが、絶対に勉強するべき分野は”情報セキュリティ”、”データベース”、”組込みシステム”、”システム監査”は、午後試験で選ぶ分野としておすすめです。

各分野のおすすめの理由
  • 情報セキュリティは必須問題であり、選択の余地がない代わりに他の専門分野よりも簡単に作られていると感じたため得点源となる可能性が高いです。
  • データベースは、SQL文とE-R図の作成が中心となる出題が多いため、これらの基本的な記述法を理解しておけば高得点が狙えます。
  • 組み込みシステムは計算や穴埋めが中心の問題で、問題文の中に答えが書かれていることも多く特定の知識が必要ないため解きやすい問題と言えます。近年では小学生でも解ける問題が出題されます。
  • システム監査は問題文に答えが含まれていることが多く、特定の知識は必要としないため、国語力があって粗探しが得意な人ほど高得点を取りやすいです。

当然ですが自身の得意不得意があるので、まずは一度全分野を解いてみましょう。

ちなみに、勉強する分野は5分野でなく6分野がおすすめです。

本番に解く予定の5分野と、例年より難しい問題が出題されても回避できるように予備で1分野で勉強しておきましょう。

「7分野(本番の5分野と予備で2分野)勉強した方がいい」という意見も聞きますが、自分は6分野をどんだけ難しい問題が来てもある程度対応できるようにした方がいいと思います。

ただし、6分野を徹底的に勉強しても、試験日まで時間が余っている人は7分野勉強した方がいいと思います。

STEP

徹底的に過去問で経験を積む

午後試験は同じ問題(過去問)が出題されることはないため、午後試験を勉強する上で参考書に求める内容は、解説部分に豊富な関連知識や専門用語が記述されているのかです。

そこで、使用した参考書は応用情報技術者試験の重点対策本です。

特徴
  • 午後試験(過去問)の解説
  • 過去問の前に出題される用語や技術を基礎から解説
  • 類似する用語や技術、関連知識の紹介
  • 解説文が長いため人によっては読みにくい

重点対策本は過去問の解説だけでなく、過去問の前後で出題される用語や技術、類似する用語や技術の紹介もされているためおすすめです。

午後試験は同じ問題(過去問)が出題されることはないが、類似した問題や関連する知識が問われることがあるため、解説部分に豊富な関連知識や専門用語が記述されていることで未知の問題に対応できます

しかし、解説文は長く、1ページにギュッと収めたフォーマットになっているため、読みにくいと感じる人もいる可能性があります

午後試験の勉強を取り組む上で手当たり次第に解くのではなく、午後試験特化型の参考書1つは購入することをおすすめします。

応用情報技術者試験ドットコムは午後試験の問題や解説は掲載されていますが、関連知識の掲載はないため重点対策本を買って正解だなと思いました。

関連知識もしっかり勉強したため、類似した問題が来ても動じることがなく、精神的に助けられた部分もありました。

まとめ

僕の勉強法はどうでしたでしょうか?少しでも合格の手助けが出来たら嬉しく思います。

午前の勉強ステップ
  1. 知識の吸収
  2. 過去問で経験を積む
午後の勉強ステップ
  1. 一度は全分野を解いてみる
  2. 徹底的に過去問で経験を積む
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応用情報技術者 合格教本
試験範囲をカバーできる網羅性
過去問演習Webアプリが付属
解説が難しい
情報量が少ない
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応用情報技術者
「専門知識+午後問題」の重点対策
午後試験(過去問)の解説
過去問の前に出題される用語や技術を基礎から解説
類似する用語や技術、関連知識の紹介
解説文が長いため人によっては読みにくい
Amazon

当然、自分なりの勉強スタイルに合わせるのも良いと思います。きちんと自分に合う勉強法を考えて、計画的に受験するのがおすすめです。

たく

みんなで応用情報技術者試験を取得していきましょう!

最後までご愛読ありがとうございました。

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この記事を書いた人

当サイトの管理人(22)|Apple製品やガジェット好きのFラン大学生。
Apple製品やガジェットを駆使して、資格試験や語学の勉強を効率的に行っています。
資格取得 情報処理安全確保支援士試験|応用情報技術者試験|OracleMaster Silver DBA|日商簿記3級

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