Apple製品はガジェットの中でも高価格で、大学生や高校生の学生には痛い出費ですよね。
意外と知られてないだけで、Appleには「Apple Store for Education」という学生・教職員向けストア(学割制度)があります。
ただし、学生・職員向けストア(学割制度)を利用する際には、条件や規約をしっかり理解しておかないと不正行為になってしまう可能性があります。
もし不正行為がばれると、当然ですが損害賠償金が発生します!
本記事は、Appleの学生・教職員向けストア(学割制度)の学割価格や利用条件、学割制度の不正行為、更にお得に購入する方法など、Appleの学割制度について詳しい解説をします。
学生・教職員向けストア とは
Appleの学生・教職員向けストア(学割制度)は、学生や教職員、PTA役員が通常価格よりも安くApple製品を買うことができる制度です。
Amazonや楽天市場、家電量販店、他のネットショッピングなど、他の販売店では実現できない特別価格で販売されています。
学生や教職員、PTA役員で対象内なら、学割制度を活用しない手はないでしょう。
学割制度の対象商品
Appleの学割制度を利用することでApple製品を割引価格で購入できますが、対象商品が決められています。
- iPad
- Mac
- iPadアクセサリー
- 学生・教職員向けPro Appバンドル
安く購入できるApple製品は限定されますが、どれも学校で利用するApple製品で学生には嬉しいラインナップです。
以下では、学割制度の対象商品の学割価格を詳しく紹介します。
iPadの学割価格
モデル | 通常価格 | 学割価格 | 割引額 |
---|---|---|---|
iPad 第10世代 | 58,800円~ | 54,800円~ | 4,000円 |
iPadmini A17Pro | 78,800円~ | 69,800円~ | 9,000円 |
iPadAir11インチ(M2) | 98,800円~ | 89,800円~ | 9,000円 |
iPadAir13インチ(M2) | 128,800円~ | 119,800円~ | 9,000円 |
iPadPro11インチ(M4) | 168,800円~ | 152,800円~ | 16,000円 |
iPadPro13インチ(M4) | 218,800円~ | 199,800円~ | 19,000円 |
iPadを学割価格で購入することで、浮いたお金を貯金だけでなく、iPadのアクセサリーの予算に充てるのもおすすめです。
Macの学割価格
モデル | 通常価格 | 学割価格 | 割引額 |
---|---|---|---|
MacbookAir13インチ(M2) | 148,800円~ | 133,800円~ | 15,000円~ |
MacbookAir13インチ(M3) | 164,800円~ | 149,800円~ | 15,000円~ |
MacbookAir15インチ(M3) | 198,800円~ | 183,800円~ | 15,000円~ |
MacbookPro14インチ | 248,800円~ | 233,800円~ | 15,000円~ |
MacbookPro16インチ | 398,800円~ | 368,800円~ | 32,000円~ |
iMac | 198,800円~ | 190,800円~ | 8,000円~ |
Mac mini | 94,800円~ | 79,800円~ | 15,000円~ |
Mac Studio | 298,800円~ | 268,800円~ | 30,000円~ |
Studio Display | 219,800円~ | 205,800円~ | 14,000円~ |
Pro Display XDR | 728,480円~ | 669,380円~ | 59,100円~ |
Mac Pro | 1,048,800円~ | 988,780円~ | 60,020円~ |
Macはカスタムすればするほど割引が大きくなり、最大割引金額は数十万円以上になります。
また、Mac本体だけでなく、Appleの高性能ディスプレイ(Pro Display XDR)も学割の対象商品です。
個人的には、Magic TrackpadやMagic Mouseを学割の対象外なのが残念です。
試しにMacProで最大限のカスタムをしましたが、通常価格と学割価格の差が703,220円で、通常価格から約10%の割引が適用されています。
学割価格でも学生が払える気がしないですねw
アクセサリーの学割価格
モデル | 通常価格 | 学割価格 | 割引額 |
---|---|---|---|
ApplePencil第1世代 | 16,800円 | 14,800円 | 2,000円 |
ApplePencil(USB-C) | 13,800円 | 11,800円 | 2,000円 |
ApplePencil第2世代 | 21,800円 | 19,800円 | 2,000円 |
ApplePencilPro | 21,800円 | 19,800円 | 2,000円 |
MagicKeyboard Folio iPad第10世代 | 42,800円 | 38,800円 | 4,000円 |
MagicKeyboard iPadAir11インチ(M2) | 49,800円~ | 45,800円~ | 4,000円~ |
MagicKeyboard iPadPro11インチ(M4) | 49,800円~ | 45,800円~ | 4,000円 |
意外と知られてないのが、iPadのアクセサリーも学割制度の対象商品になります。
レポートやノートやイラスト作成など、iPadを使用する上で必要なキーボードやペンシルが、対象商品なのは嬉しい限りです。
学生・教職員向けPro Appバンドル 学割価格
これも意外と知られていないのが、アプリにも学割制度が適用されることです。
これらアプリは単体でも高額で、アプリ1つずつを単体で購入した場合は、総額93,500円となります。
- Final Cut Pro:45,000円
- Logic Pro:30,000円
- Motion:7,000円
- Compressor:7,000円
- MainSage:4,500円
総額:93,500円
通常は高額なアプリばかりですが、学生・教職員向けPro Appバンドルなら30,000円と通常の1/3で購入できます。
新学期を始めようキャンペーンの併用がおすすめ!
毎年2月上旬~4月上旬に開催の「新学期を始めようキャンペーン」を併用することで、学割価格からもっとお得になります。
「新学期を始めようキャンペーン」は毎年恒例の学生・教職員向けのキャンペーンで、対象のMacもしくはiPadを学割制度で購入すると、最大24,000円分のAppleギフトカードを貰える期間になります。
- iPadAir/iPadPro:19,000円ギフトカード
- MacbookAir/MacbookPro/iMac:24,000円ギフトカード
例えば、iPadAir第5世代を買うと下記のような金額になります。
モデル | 通常価格 | 学割価格 | Appleギフトカード還元 | 実質価格 |
---|---|---|---|---|
iPadAir第5世代Wi-Fiモデル 64GB | 92,800円 | 84,800円 | 19,000円 | 65,800円 |
還元されたAppleギフトカードでApplePencilやMagicKeyboardなど、周辺機器の予算にするのがおすすめ!
学割制度を利用できる場所
学割制度を利用できる場所は、以下の2つに限定されます。
- AppleStore(実店舗)
- Appleオンラインストア
AppleStoreの実店舗は下記の一覧にまとめています。
AppleStore(実店舗)一覧
- Apple 銀座(東京都中央区銀座8-9-7)
- Apple 丸の内(東京都千代田区丸の内2-5-2 三菱ビル)
- Apple 新宿(東京都新宿区新宿3−30−13 新宿マルイ本館)
- Apple 渋谷(東京都渋谷区神南1-20-9 公園通りビル)
- Apple 表参道(東京都渋谷区神宮前4-2-13)
- Apple 川崎(神奈川県川崎市幸区堀川町72-1 ラゾーナ川崎プラザ)
- Apple 名古屋栄(愛知県名古屋市中区栄3-17-15 エフエックスビル)
- Apple 心斎橋(大阪府大阪市中央区西心斎橋1-5-5 アーバンBLD心斎橋)
- Apple 京都(京都府京都市下京区四条通高倉東入立売中之町83-1)
- Apple 福岡(福岡県福岡市中央区天神2-5-19)
AppleStore(実店舗)は限られた場所にしかないため、住んでいる場所によっては利用できないと思います。
その場合は、Appleオンラインストアの「学生・教職員向けストア」から購入しましょう。
学割制度を利用する条件
学割制度なので学生だけと思いがちですが、学生以外にも学割を利用できる対象者があります。
- 大学、高等専門学校、専門学校の学生*
- 上記の教育機関への入学許可を得て進学が決定した生徒*
- 大学受験予備校に在籍する学生*
- 小・中・高・大学・専門学校の教職員
- PTAの役員として活動中、もしくは選出され活動が決定した方
*大学、高等専門学校、専門学校の学生、それらの学校に進学が決まった生徒、大学受験予備校生は父母の代理購入もできます。
現在、下記の教育機関に在学している学生が学割制度の対象者となります。
高校生以下は学割の対象外ですが、これから下記の教育機関に入学予定の人なら学割を利用することが可能です。
大学(短期大学、大学院、放送大学全科履修生および修士全科生、インターナショナルスクールを含む)、高等専門学校、専門学校(専修学校専門課程)、大学受験予備校
そして、小・中・高・大学・専門学校の教職員や、PTAの役員として活動中、もしくは選出され活動が決定した方も対象内です。
教育機関といっても、幅広いので多くの人が学割制度を利用できると思います。
下記の教育機関で教職員として働いている方が対象です。
学校教育法に規定された教育機関
- 学校[小学校、中学校、高等学校、中等教育学校、大学(短期大学、大学院、放送大学を含む)、高等専門学校、盲学校、聾学校、養護学校および幼稚園]
- 上記教育機関付属の病院
- 専修学校[一般課程(専修学校)、高等課程(高等専修学校)、専門課程(専門学校)]
- 大学受験予備校
- 各種学校
- 地方教育行政の組織および運営に関する法律に規定された教育委員会および教育機関
- 職業能力開発促進法に規定された公共職業能力開発施設および職業訓練法人
- 国および地方自治体が設立した大学校
- 大学共同利用機関
- インターナショナルスクール
- その他上記以外で弊社が特別に教育機関として認定した機関
教職員である限り、学割制度が利用できるのはいいですね!教員になろうかな笑
学割制度で必要な書類
当然ですが条件を満たしていても、学生や教職員、PTA役員を証明できる物が必要です。
学割制度を利用する上で必要書類をまとめておきましょう。
- 学生の場合:学生証や合格通知書
- 教職員の場合:教職員に配布される名札や雇用契約書類
- PTA役員の場合:役員名簿
疑われないためにも、顔写真付きや学校の割印がある証明書が一番良いです。
学割制度を利用する上での注意点
ここでは、学割制度を利用する上で、注意すべきことを2つ紹介します。
- 購入回数の制限
- 転売禁止
別に難しい要求でもないため、心配することはありません。
購入回数の制限
学割制度で安く購入できるとはいえ、何台も購入できるわけではありません。
デバイスごとの購入回数による制限があります。
- iMac、Macなどのデスクトップ:1年間に1台まで
- Mac mini:1年間に1台まで
- Macbook:1年間に1台まで
- iPad:1年間に2台まで
- アクセサリ:学生・教職員価格のアクセサリは1年間に2つまで
学生や教職員が、1年間でiPad3台以上やMac2台以上も購入することは、通常あまりないと思うので特に気にする必要はないでしょう。
転売禁止
普段安く購入できないApple製品が安く購入できると、当然ですが転売する人たちの目に入るでしょう。
しかし、安易に転売目的で学割制度を利用するのはやめましょう。
Appleでも転売禁止についての記載があるため、転売するとAppleから怒りの拳が飛んできます。
利益を上乗せした転売・譲渡はやめましょう!
学割制度での不正行為はバレる!?
学割制度の対象外だった人の中には、「どうせバレないだろ」と考えている人がいると思います。
しかし、学割対象者でない人が学割制度を利用するとバレます!
AppleStore(実店舗)やAppleオンラインストアで、学割制度を利用する際には学生証や学校発行のメールアドレスの提出で確認されるからです。
実際に、AppleStore(実店舗)でiPadを学割制度で購入する際に、学生証の提示を求められました。
顔写真と実際の顔をじっくり見比べられました。(経験者です!)
Appleオンラインストアの学生・教職員ストアでは、UNiDAYSで学割対象者か確認する制度が整っています。
不正行為がバレるとどうなるのか?
Appleに不正行為に関する記述は以下になります。
簡潔に述べると、Apple製品を安く買うはずが多額の賠償金を支払うことになります。
これが本末転倒ですね。
学割制度の対象者を偽るために、学生証や身分証明書の偽造は、有印私文書偽造罪に問われるのでバカな真似はやめましょう。
学割制度をもっとお得にする方法
「学割制度」をもっとお得にし、Apple製品を安く購入する方法を下記で詳しく紹介しています。
- 楽天市場でApple ギフトカード購入
- AppleギフトカードをApple IDに登録
- Rebates経由でAppleオンラインストアで購入
購入過程が少々複雑に感じられるかもしれませんが、以下の手順通りに操作を行えば、Apple製品を安く買うことができます。
楽天市場でApple ギフトカード購入
まずは、楽天市場でAppleギフトカードを購入予定のApple製品の価格だけ購入しよう。
楽天市場では、Appleギフトカードを1,500~50,000円の範囲内で購入可能で、1円単位の金額で調整が可能です。
楽天市場でAppleギフトカードを初回購入する場合、初回購入から45日間は購入額は1万円の制限があります。45日以降からは、制限なく購入することができます。
楽天市場の魅力は、「楽天SPU」や「お買い物マラソン」、「5と0のつく日」イベントを利用することで、ポイント還元率が大幅に上昇します。
今後、Apple製品を購入する予定があり、ポイント還元率がアップするイベントがある際は、先にAppleギフトカードだけ買っておくのがおすすめです!
楽天市場では、最低でも購入した価格の1%以上が楽天ポイントで還元されます。
これに加えて、上記のイベントや楽天SPUを活用することで、さらに高い還元率を得ることが可能です。
楽天SPUとは、対象サービスの条件を達成すると楽天市場でのお買い物がポイントアップするプログラムです。
引用元:楽天市場
AppleギフトカードをApple IDに登録
その後、楽天市場でAppleギフトカードを購入したら、数分後に楽天市場で登録しているメールアドレスに下記のようなメールが届きます。
送られてきたコードをタップすると、購入した金額分がApple IDの残高に追加されます。
楽天市場では、Appleギフトカードを1回の買い物で最大5万円しか購入できないため、5万円以上を購入する場合は複数回に分けて購入する必要があります。
購入予定のApple製品の価格と同等の金額までチャージできたら、次のステップです。
Rebates経由でAppleオンラインストアで購入
RebatesからAppleオンラインストアにアクセスすることで、Apple製品の金額の一部が楽天ポイントが還元されます。
Rebatesを利用することで、Apple製品の価格の最大5.5%が楽天ポイントで還元されます。
- 通常:1~4%
- 楽天スーパーセール:3~5%
- 2024年初売り:最大4%(3%+事前エントリー1%)
- リーベイツ高還元DAYS:最大5.5%(4.5%+楽天モバイル契約中の方1%)
現在、友達キャンペーンを実施中です!下記のURLから、新規アカウント作成と3000円以上の初回購入で、最大600楽天ポイントがプレゼントされます。
楽天SPUと楽天市場のセール、Rebatesの還元率アップのイベントなどのタイミングが合えば、20%以上の還元率になる可能性があります。
また、Rebatesを利用する際に注意すべきことが2点ございます。
- 同一ブラウザで利用する。
楽天IDログイン中とRebatesでお買い物中のブラウザは、必ず同一のパソコン(またはスマホ)の同一ブラウザ内でご利用ください。 - Cookie設定を有効にする。
Cookie機能を「無効」に設定している場合は、有効にした状態でRebatesをご利用下さい。
これらの注意点を意識して購入しないと、楽天ポイントが配布されない可能性があります。
\12/5まで最大5.0%の楽天ポイント還元を実施中!/
Rebatesから正規のAppleオンラインストアにアクセスするので、使い勝手は普段のAppleオンラインストアと同じです。
Appleの学割制度と認定整備済製品、初売りでも利用できるため、破格の安さでApple製品を購入できます。
「学割制度」と「初売り」どっちが安いですか?
結論として、学生・教職員は「学割制度+新学期キャンペーン【併用】」、学生・教職員以外の人は「初売り」での購入が最もお得です。
学割制度の対象外だった人はコチラ
学割制度が対象外だった人は、初売りか認定整備済製品で購入することをおすすめします。
Appleは毎年1月上旬の数日間は、初売りでApple製品を購入するとAppleギフトカードを還元してくれます。
認定整備済製品は、何らかの理由で返品された製品や、メーカーの欠陥が見つかった製品など、中古品・欠陥品をAppleが再整備して新品同様にした製品です。
まとめ
Appleの学生・教職員向けストア(学割制度)は、学生や教職員、PTA役員が通常価格よりも低価格でApple製品を安く買うことができる制度です。
Amazonや楽天市場、家電量販店など、他の販売店では実現することができない安さで販売されているため、学割制度を利用できる人は絶対に利用しましょう。
- 大学、高等専門学校、専門学校の学生*
- 上記の教育機関への入学許可を得て進学が決定した生徒*
- 大学受験予備校に在籍する学生*
- 小・中・高・大学・専門学校の教職員
- PTAの役員として活動中、もしくは選出され活動が決定した方
*大学、高等専門学校、専門学校の学生、それらの学校に進学が決まった生徒、大学受験予備校生は父母の代理購入もできます。
学生だけでなく、教育機関の人まで幅広い人が学割制度を利用できるので、対象者であればぜひ活用してください。
しかし、学割対象者でない人は学割制度を利用するのは絶対やめましょう。Appleから多額の損害賠償とともに、罪にまで問われる可能性があります。
最後までご愛読ありがとうございました。